
「サジーの1日の摂取量はどれくらい?」「飲みすぎると副作用はあるの?」と不安に思っていませんか?
本記事では、サジージュースの適切な1日の摂取量から、飲みすぎた場合のリスクについて、科学的根拠に基づいて徹底解説します。
この記事を読めば、サジーの飲みすぎによる不安が解消され、あなたの体質に合わせた最適な『量』で、健康習慣をスタートできるようになるでしょう。
【はじめに】 サジー(沙棘)とは、主にユーラシア大陸の中央部から北部に自生するグミ科の植物、およびサジー果実のことを指します。英語では「シーベリー(Seaberry)」や「シーバックソーン(Sea buckthorn)」と呼ばれます。
<この記事は5分で読めます>
結論:1日の摂取量に厳格な「規定量」はない

結論として、サジーは医薬品ではなく食品であるため、厳格な「規定量」はありません 。
しかし、非常に栄養価が高いため、自身の体調を確認しながら、無理なく継続できる分量を見つけることが大切です 。
自分に合った「目安量」から始める
現在、サジーを使用した商品は、100%原液タイプから飲みやすくブレンドされたドリンクタイプ、さらにはサプリメントまで多岐にわたります。
メーカーや商品によって成分や濃度が異なるため、すべての人に共通する「正解の摂取量」があるわけではありません。
また、一人ひとりの体質やその日の体調によっても、適切な摂取量は左右されます。
だからこそ、まずは各メーカーが提示している「目安量」を確認し、少量からスタートすることが推奨されます。
少量でも栄養補給ができるの?
サジーにはビタミンA・C・E、鉄分、アミノ酸など300種類以上の成分が凝縮されています ※1。
非常に栄養密度が高い果実であるため、一度に大量に飲む必要はなく、「毎日少しずつ、継続すること」で効率的な栄養補給ができると考えられています。
自分の「適量」を見つける3つのステップ

自分にぴったりの量を見つけたい方は、以下のステップで進めてみてください。
①まずは「量る」ことから
初めての方は、計量カップなどでメーカー推奨量を正確に量ることから始めてください。
②体調に合わせて微調整
もし「お腹がゆるくなりやすい」「酸味が強すぎる」と感じる場合は、目安量より少なめにして様子を見ます。
③積極的に摂りたいときは「回数」を分ける
栄養をしっかり補給したい日は、一度にたくさん飲むのではなく、朝晩の2回に分けて飲むなど、体の反応を見ながら調整するのが望ましいでしょう。
サジーを飲む際の2つの注意点

サジーは一般的な食品であり医薬品ではありませんが、短期間に過剰な量を摂取すると体調に影響を及ぼす可能性があります。
特に以下の2点については、特性を理解しておくことが重要です。
①サジーの過剰摂取による皮膚の黄変
サジーを継続的に、かつ極めて大量に摂取した場合、皮膚が黄色くなることがあります。
実際に、サジー果実の加工品を1日100g(生果実換算で約180gに相当)、6ヶ月間にわたり毎日摂取し続けたケースで、皮膚の黄変が報告されています※1。
この皮膚の変化は、直ちに重大な毒性や臓器へのダメージを示すものではなく、摂取量を制限することで自然に元に戻るとされています。
外見上の変化を防ぐためにも、1日の目安量を参考に、適切な摂取を心がけるのが安全です。
②強い酸味による影響と希釈の推奨

サジーにはビタミンCをはじめ、リンゴ酸やキナ酸などの有機酸も含まれています。これらの有機酸が多く含まれる結果として、サジーはpHが非常に低く、強い酸性を示すのが特徴です。※1。
胃腸への負担を考慮し、自身の体調に合わせて水やジュースなどで希釈して飲むようにしましょう。
妊娠中や薬を服用中の人が知っておくべき安全性

サジーは食品であるため基本的にはどなたでも飲めますが、妊娠中の方や、特定の医薬品を服用している方は、自身の状態に合わせた正しい知識を持っておくことが不可欠です。
①妊娠中・授乳中の安全性とビタミンAについて
結論から言うと、妊娠中や授乳中の方でも、適切な摂取量であればサジーを安全に取り入れることができます。
妊娠中は「ビタミンAの過剰摂取」が胎児に影響を及ぼす可能性について注意喚起されますが、サジーに含まれるビタミンAの多くは「プロビタミンAカロテノイド(β-カロテンなど)」です。
この成分は、体内で必要に応じてビタミンAに変換される性質を持つため、通常の食事の範囲内であれば過剰摂取につながるリスクは低いとされています※3。
また、日本国内におけるアンケート調査においても、妊娠中・授乳中の摂取による重篤な健康被害は報告されていないとされています。※3。
妊娠中や授乳中は鉄分が不足しやすくなる傾向があります。
サジージュースには鉄分が含まれているため(プルーンジュースの約20.7倍※1)、目安量の範囲内で取り入れることは、母体の栄養補給にも寄与します。
②持病がある・薬を服用中の方の判断について

サジーに含まれる成分にはさまざまな特性がある一方、服用中の薬との相互作用や、個々の疾患の状態に影響を与える可能性があります。
そのため、特定の疾患で治療中の方や、常用している薬がある方は、摂取を開始する前にかかりつけの医師や薬剤師に相談することを推奨します※2。
妊娠中・授乳中の方、持病がある方、あるいは現在何らかの薬を服用されている方は、まずは専門家のアドバイスのもと、自身の体調に合わせた判断を行うことが安全です。
まとめ|自分の体調に合わせた「適量」の検討

サジーの力は、一度に多く飲むことではなく、「自分に合った量を毎日継続して取り入れること」で最大化されるとされています。
冒頭で述べたとおり、1日の摂取量に明確な決まりはありませんが、
その特性を最大限に活かし、健やかな毎日を維持するための重要なポイントを改めてまとめました。
・まずは各メーカーが推奨する「目安量」からスタートする
・自分の体調に合わせて量や回数を微調整する
・胃腸への負担を考慮し「希釈」して飲用する
・不安がある場合は医師や薬剤師に相談する
あなたにとっての適量をコツコツと積み重ねていくことが、健やかな毎日を維持する助けとなるでしょう。
根拠情報
※1 日本サジー協会 サジーの含有成分
https://japan-seabuckthorn-association.or.jp/contained-components/contained-components/
※2 ファーマシーソリューションズ株式会社. 文献検索 調査報告書 サジー: 安全性・食経験. 2014
※3 Kaneko T, Yamaguchi T, Hu A. Study on the safety of ingesting foods containing Hippophae rhamnoides L. during pregnancy and lactation. New food indust. 2025






